診断方法

睡眠時無呼吸症候群の診察の流れをご説明します。
診察は3段階でおこなわれます。
はじめに自覚症状や睡眠状況、昼間の眠気の具合など生活習慣に関わることについての問診をおこないます。
睡眠中のことですから、患者さんに自覚のない場合が多くあります。
そこで症状を知っているご家族にも一緒に立ち会ってもらうとよいでしょう。
問診後、小型の装置を使って、ご自宅で簡易検査をおこなう場合もあります。この装置で睡眠中の血液酸素濃度を調べます。
睡眠時無呼吸症候群である場合、睡眠中の度重なる呼吸停止などで血液中の酸素量が減ります。
その酸素量の変化から睡眠時無呼吸症候群である可能性を探ります。
睡眠時無呼吸症候群の可能性が高い人には、睡眠中の呼吸状態を測定する検査を実施します。
簡易的なものと多くのものを測定する精密な方法の2種類があります。
簡易的な検査では、呼吸の状態と血液中の酸素量を測ることでAHIという値を求めます。
AHI(エーエイチアイ)とは一晩に起こる無呼吸や低呼吸の回数が、1時間あたりどのくらいあるかを表す数値です。
次にポリソムノグラフィーと呼ばれる精密な検査は、呼吸の状態と血液中の酸素量のほかに、睡眠状態を合わせて見ることで、より正確なAHIを算出することが可能です。
このAHIが5を超えると睡眠時無呼吸症候群であると診断されます。
なお、15以上だと中等症、そして30を超えると重症と診断されます。

病院ではこのような検査結果を元に、医師が診断をおこないます。
AHIやそのほかの症状などを総合的に判断して治療方針を決定します。

Dr.)
睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が止まる夜間の病気ですので、これを診断し、重症度を判定するためには夜間の睡眠中の検査が必要になります。
ポリソムノグラフィーは無呼吸や低酸素の状態、睡眠の質を見る検査で診断や治療方針、治療効果などを見る上で重要な検査となます。
睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合にはきちんと検査を受けるようにしてください。