治療法の選択

睡眠時無呼吸症候群にはいくつかの治療法があります。
まずなにより大切なことは生活習慣の改善です。
特に肥満気味の方は、減量によりその症状が改善する場合がよくあります。
また、あおむけで寝るとからだに下向きの重力が加わります。
そのため舌が気道をふさぎ、無呼吸を起こし易くなりますので横向きに寝るなどの工夫もよいでしょう。
鼻呼吸を心掛けることも大切です。
場合によっては薬物の服用やアルコールの摂取を制限することもあります。
現在の睡眠時無呼吸症候群の治療には、一般的にCPAP療法がおこなわれています。
CPAP療法とは、寝るときに装置を使って空気を強制的に送り込むことで、ノドを常に開いた状態に維持する治療法です。
そのほか、マウスピースのような専用の歯科装具で気道が狭くなるのを防ぐ治療法や、気道を塞いでいる部分を切除するなどの手術がおこなわれることもあります。

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肥満が見られる場合には、まず減量をお願いしております。
また鼻のとおりが悪い場合には、鼻の治療が必要になることもあります。
現在無呼吸の治療は重症度によってわかれています。
一般に重症であればCPAP、軽症であればマウスピースが選択されます。
外科的治療は扁桃肥大など上気道構造の問題の程度によりおこなわれています。
睡眠時無呼吸症候群の原因は個人個人違いますので、それぞれに最も適した治療を選択されるのがよいでしょう。

診断基準

無呼吸 : 口、鼻の気流が10秒以上停止すること。
低呼吸 : 10秒以上換気量が50%以上低下すること。
無呼吸・低呼吸指数 : 1時間あたりの無呼吸と低呼吸を合わせたもの。
10秒以上呼吸が止まることが1時間に5回以上あれば睡眠時無呼吸症候群と診断されると説明しており、15回までなら軽度、30回までは中程度、30回以上となれば重症としています。
図1. 日本人におけるいびき人口とSASの割合